冷蔵庫なし生活のメリット・デメリット

暮らし

こんばんは。

すぐはっきりミニマルおばさんこと、都内に住む38歳の主婦です。

夫婦で冷蔵庫を持たない暮らしをはじめて、6年が経ちます。

今回は、冷蔵庫を持たない暮らしを続けてわかったメリットとデメリットについて、お話しします。

この記事は、こんな人におすすめです。

  • ミニマリストを目指している人
  • 冷蔵庫の処分を考えている人
  • 冷蔵庫なしの生活を余儀なくされた人
  • 引っ越ししたばかりでまだ冷蔵庫を持っていない人
  • 原始的な生活に興味のある人

冷蔵庫なし生活の​メリット​

冷蔵庫を持たない暮らしを続けると、以下のようなメリットがあります。

  • キッチンが広くなる
  • 電気代がかからない
  • 食材の管理が楽になり、無駄がなくなる
  • 買い過ぎを防いで、節約になる
  • 引っ越しのときの荷物が減る

キッチンが広くなる

冷蔵庫がなくなると、キッチンが広くなります

冷蔵庫を置いていたスペースは、食器棚を置いたり食材を保管するスペースとして、有効活用できます。

我が家では、冷蔵庫を置くためのスペースに、夫のロードバイクを縦置きしています。

玄関が狭くて、室内に自転車を置くスペースがないので、冷蔵庫を置くためのスペースが大活躍しています。

電気代がかからない

一般家庭における消費電力のうち、冷蔵庫の占める割合は14.9〜17.8%です。

冷蔵庫は24時間稼働しているので、消費電力の大きな家電です(1位はエアコン)

冷蔵庫の年間消費電力量は約300kWh、金額にすると9,000円前後の電気代がかかっています。

冷蔵庫を手放すと、年間9,000円の節約になります。

参考資料 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/index.html#general-section

食材の管理が楽になり、無駄がなくなる

冷蔵庫がないと、食材の管理が楽になります。

肉や魚などの生鮮食品は、その日に食べ切れる量しか買わなくなります。

買える量が限られていると、あれもこれもと好きなだけ食材を買うわけにいかず、必要最低限の量を買うことを意識するようになります。

その結果、計画的に買いものをするようになるので、食べものの廃棄が減り、無駄がなくなります。

買いすぎを防いで、節約になる

スーパーマーケットで特売品や値引き商品を見かけると、すぐに必要のないものでも、ついつい買ってしまいませんか。

半額の値引きシールを見ると、買わないと損をするような気持ちになって、消費期限ギリギリの商品を買ってしまい、結局食べなかったなんてことも…

冷蔵庫がないと、計画的に食材を買うようになるので、衝動買いを防ぐことができます。

衝動買いがなくなると、その分の出費が減るので、月々の食費の節約につながります。

引っ越しのときの荷物が減る

引っ越しのときに冷蔵庫がないと、引っ越し業者の見積もり金額が安くなることがあります。

実際に私たち夫婦は、数年前の引越しのとき、単身者向けの料金で引越し業者と契約しました。

冷蔵庫以外の家電や家具が少なかったことも関係ありますが、引越し費用が5万円で済んだのは、冷蔵庫がなかったおかげだと思います。

現在はハイエースをレンタルして自分たちで引越し作業を行うので、冷蔵庫のような大きな家電がないだけで、作業がだいぶ楽です。

冷蔵庫なし生活の​デメリット​

冷蔵庫を持たない暮らしを続けると、以下のようなデメリットがあります

  • 料理のレパートリーが限られる
  • 氷が作れない
  • 夏場は食材が傷みやすい
  • 近所にスーパーがないと、毎日買い物に行くのが大変
  • 相手に気をつかわせてしまう

​料理のレパートリーが限られる

冷蔵庫がないと、ポテトサラダや冷製スープなど、冷やす工程のある料理が作れません。

また、料理の作り置きができないので、毎回0から食事を用意する必要があります。

使える調味料は、ドレッシングやマヨネーズなどの「開封後は要冷蔵」と記載してある調味料は使えず、常温で保存できる調味料に限られます。

料理が好きな人からすると、不便で物足りなく感じるかもしれません。

氷が作れない

氷が作れないことは、夏場に特に影響します。

飲み物を冷やしたり、ざる蕎麦や素麺を気軽に食べることができません。

また、ちょっとした火傷や、風邪を引いたときにおでこを冷やすことができません。

すぐに氷が必要なときは、その都度近くのスーパーマーケットやコンビニに買いに行く必要があります。

夏場は食材が傷みやすい

夏場は食材が傷みやすいので、注意が必要です。

食中毒の原因になる菌の多くが、気温と湿度が高い状態を好みます。

日本の夏は湿度が高いので、食べものに菌が繁殖しやすくなります。

そのため、肉や魚、豆腐など、常温保存が難しい食材は、買ってすぐに調理する必要があります。

野菜は夏でも常温保存できますが、葉物野菜はすぐにしおれてしまいます。

近所にスーパーがないと、毎日買い物に行くのが大変

冷蔵庫がないので、ほぼ毎日、食材を買いに行く必要があります。

家の近くにスーパーマーケットがないと、冷蔵庫なし生活はなかなか大変です。

仕事帰りに職場近くで買いものをするという手もありますが、急に何か必要になったときに、家の近くにスーパーがあると心強いものです。

相手に気をつかわせてしまう

冷蔵庫がないので、家族や友人が、手土産に要冷蔵のものを持ってくることができません。

手土産に何を買うかで、気を使わせてしまいます。

また、お歳暮などを選ぶときにも、冷蔵庫がないことを念頭に置いて選んでもらうことになります。

実家に遊びに行った帰りに、これ持って帰る?などと食材やお菓子をすすめられても、要冷蔵のものだと断ることになるので、少し残念です。

まとめ

冷蔵庫を持たない暮らしには、メリットだけでなくデメリットもあるので、十分に検討することをおすすめします。

ただ、私は圧倒的にメリットを感じています。

大きな家電がないだけで部屋がすっきりしますし、引越し回数の多い私たち夫婦にとっては、冷蔵庫のように移動が大変なものは、持たない方が身軽でいられます。

一方、家族が多い家庭や、制約なく料理を作りたい人、冷たい飲み物や氷を常備したい人には、冷蔵庫を持たない暮らしは難しいかもしれません。

私も最初は、実験感覚で冷蔵庫を手放しました。

もし冷蔵庫が必要だと思うときがきたら、また買えばいいんです。

冷蔵庫を持たない暮らしのメリットに関心を持った方は、ぜひ1度お試しください。

新しい世界が待っています。

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カラダとお財布にやさしいレシピになっていますので、参考にしていただければ嬉しいです。

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